昨年(2015)8月の広島クラス第1回目から4回連続で参加してくれている中学1年生の女の子MIUちゃんの作品をご紹介します。
MIUちゃんは教室で習った快画手法を自宅でも実践しているらしく、有名人を描いた作品をたくさん持ってきてくれました。
しっかり対象物を見ながら下書きなし&マジック一発描きは、快画手法のひとつです。じっくり描いた(記録した)結果、似ていなくても問題ありません。似せて描くことが目的ではありませんので。
それでも、誰だかわかりますよね?似せようとしていないのに自動的に似てしまう。上手く描こうとしていないのに自動的に上手く描けてしまう。これが快画術の威力です。
この威力を発揮させるためのコツは、よく見て素直に線を引くこと。MIUちゃんはそれをしっかりやっています。
3回目の教室開催の数日前にMIUちゃんから「つぎの課題がほしい」とメールをもらいました。素晴らしき向上心!
僕は授業の終わりに自画像の課題を提案しました。鏡を見て、快画手法で自分の顔を描く。気が向いたときに、1日何枚でも。絵には日付と、裏に一言、そのとき思い浮かんだ言葉を書く。画材は鉛筆、気が向いたら色を使ってみてもOK。
学業もあるから無理しないでね、と言い添えましたが、翌月にはスケッチブック2冊分の自画像を持ってきてくれました。素晴らしい情熱!
MIUちゃんがこれからどんな傑作を生み出していくのか、とても楽しみです。