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こんにちは。木村タカヒロです。
「自分は絵が苦手」と感じる人の多くは、「お手本と同じように描けない」「資料写真通りに描けない」と悩みがちです。例えば、「長さや太さ、大きさが違う!ダメだ!」と、形のズレを気にしてしまうのではないでしょうか?
しかし、絵を描くことの本質は「正確さ」ではなく、「表現すること」にあります。形の正確さにとらわれすぎると、線そのものへの意識が薄れ、結果として「生きた線」が生まれにくくなります。
「生きた線」を描くための第一歩
快画塾のワークショップでは、無意識に描くドローイングのワークを行います。ここでのモチーフ(対象)は、そっくりに描くための「お手本」ではなく、ユニークな線を生み出すためのきっかけにすぎません。完成した絵を評価する際のポイントは、「上手かどうか」ではなく、「線そのものが魅力的かどうか」です。
では、どうすれば「生きた線」を描けるようになるのでしょうか?
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絵が苦手な人におすすめ!「線の練習法」
「絵を描く」というより、「手の運動」として線を引くことを試してみましょう。
- 画用紙やコピー用紙を準備し、鉛筆を持つ。
- お手本や資料を見ずに、ただ自由に手を動かす。
- 以下のような線を描いてみる。
- 直線を描く
- 曲線を描く
- ジグザグを描く
- 円を描く
- 速く描く
- ゆっくり描く
- 両手で描く
- 可動域も変えてみる。
- 手首を動かす
- 肘から動かす
- 肩から動かす
この練習を続けることで、自然と「生きた線」「魅力的な線」が生まれやすくなります。
「線の美しさ」にこだわると、絵はもっと楽しくなる
快画塾では、プロの目線でも評価されるほどの個性ある線や美しい線が、受講者の皆さんの中から次々と生まれています。「絵が苦手」と思っていた人が、気づけばプロ顔負けの作品を描くことも珍しくありません。
まずは、線を自由に描く練習から始めてみませんか? 手の運動をするつもりで、気軽に試してみてください。