こんにちは。木村タカヒロです。
キャラクター第4講は、70年代にディスコ調ミュージックで活躍したグループ・ヴィレッジピープルのキャラクター化です。
題材が毎度のことながら僕の趣味で恐縮ですが、メンバーがとても個性的なのでキャラ化しやすいと思い、チョイスしました。
いつものように、絵のモチーフと対峙して創造性を働かせるのが狙いなので、結果としてヴィレッジピープルに見えなくてもOKです。
たとえば壮大な物語の出発点が、些細な言葉や偶然の出会いであったりするように、講義の制作テーマがきっかけで創造性がビューンと飛躍してくれたら嬉しいです。
では見ていきましょう。今回は大量です。



「いや〜ん」シバリ、ですね!「マッチョマン」というヴィレッジピープルのパワフルな曲がありますが、このキャラたちが歌ったらどうなるか、見てみたいです。



目が優しい。。線も優しい。。鞭で打たれても、銃で撃たれても、矢を刺されても、痛くなさそう。kindpeople、ですね。





「お〜ゼキキャラになってる!」と皆で見て盛り上がりました。作画スタイルは完全に確立されましたね。講義の課題をこなしていくなかで突如現れた表現法を、ゼキコさんは次々と自分の武器にしています。
キャラの配置も良いですね。描画にとどまらず、紙の四角いスペースの中でキャラをどう見せるか、という部分にも意識が及んでます。
連続ポスターにしたら面白そうだと思い、つなげてみました。
MARUさんはテンションで描く人です。テンションで描く人がハイテンションの状態で描くと、このように元気な絵が出来上がります。
眺めていると、なんだかこちらまで元気が出てきますね。きっと、MARUさんの制作時の高揚感が作品を通して伝わってくるからでしょう。ということは、MARUさんがテンションアゲアゲで描けば、みんなも元気になるというワケですね。
制作時の作者の心持ちは、怖いくらい絵にあらわれるものです。


子供向けのイラストレーションで活躍されているWさん。スイスイとキャラクタライズし、シチュエーションを創りあげたのはサスガです。
Wさんがこれまでの創作活動で蓄積してきた武器を、これまでとは違うアプローチで使ったらどんな作品が生まれるのか、とても興味があります(たとえば大人向けのアニメーション作品とか)。楽しみですね。



キャラによって表現を変える、という実験精神満載のSクンならではの作品ですね。Sクンはいつも苦しそうに絵を描いていて、完成後も「う〜ん、ダメだ」と納得いかない様子なのですが、これは、何か新しい発見、発明ができないものかと、常に実験を試みているからなんですね。自己模倣で出来てしまうことはやらず、面倒で苦しそうなことに挑んでいるのでしょう。本人は大変だと思いますが、これは創造者の資質であり、個性だと思うので、この調子で制作を続けていってほしいです。
むさくるしいオジサンばかりのモチーフで戸惑っているようでしたが、一枚の紙に全員をおさめる「薄め作戦」により濃度軽減に成功しました。アニメーションのタイトルショットにも見えます。動いたら面白そうですね。
以上、ヴィレッジピープルの巻でした。