オンラインクラスの受講生がめきめき力ををつけています。
どんな力をつけているかというと、「創造する力」です。
辞書をみてみると、創造とは「新しいものを作り出すこと」とあります。
新しいものを作り出すには、「新しいものを作り出してやる!」「まだ誰もやっていないことをやってやる!」という意識のもと、様々な工夫と実験を繰り返す姿勢が必要です。
オンラインクラス受講生のみなさん、その姿勢がスバラシイ!
木村創作教室がスタートした2014年から私がやりたいことはただひとつ、「創造性の活性化」です。
新しいものがドバッと吹き出す状態をいかにつくるか。そのために様々なアプローチを試みてきました。
そのアプローチとは、お手本通りのデッサンや色面構成など技術面での修練ではなく、思考を無意識状態にしたり、脳をシャッフルさせるためのワークなど、一見、あまり絵の勉強とは関係のないことです。
実験の精神さえあれば、経験の有無は関係なく、だれでも創造が可能となります。極端な話、絵が描けなくてもオッケー。
だから当教室は、絵画教室でもイラスト教室でもなく、「創作教室」というわけです。
自称「絵心がない」人が絵をはじめようとすると、デッサン力を身につける、きれいに色を塗る、などの「絵心」というよりは「絵術」の勉強にいきがちです。
絵術を鍛えることによって絵心を得る、いわば王道の戦略ですが、それをやってうまく描けなかったとしても全然諦めることはありません。他にもたくさんのやり方があります。
私が思うに、絵心とは絵を描くときの心の状態であり、それはきっと、絵との向き合い方によって左右されるものなのでしょう。
「うまく描こう」という気持ちから離れ、様々な実験を繰り返していると、次第に創造的行為そのものが楽しくなってきます。
そうして作者が嬉々として作り上げた作品には、どっしりとした安定感と底力が備わり、それが見る側に美しさとなって伝わるのだと思います。
その美しさとは、作品の外観のみならず、作品から醸し出される作者の実験精神やマジメに創作と向き合う態度であり、当たり前のことですが、絵にはそういったものが非常にわかりやすく出るものなのだなあ、と改めて感じています。
そんなことを、講評する私だけでなく、講評動画を視聴する受講生のみなさん同士も、お互いの創造性の爆発に刺激を受けているようです。切磋琢磨。アツイです!
では、4月のプロジェクト「私のスター」のなかから作品を紹介します。









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