コラージュ「撃つ男」

3回目のコラージュ講座は、サイズ違いの「撃つ男」を素材に使用して制作しました。
いつもは様々な素材を組み合わせてひとつの作品を制作していますが、今回は、使えるモチーフを一つに限定してみました。
撃つポーズを活かして構成してもよいですし、切り刻んでまったく別のモノに変身させてもオッケーです。

shootman

 

ゼキコ作品
zeki
ゼキコさんは制作途中にお腹が痛くなり、気がつくと、このように悪玉菌と化したシュートマンが自分の胃壁を攻撃している作品が出来上がっていたそうです。体調の変化をすぐさま作品に反映させるとはサスガです。

Maithing-geel作品
mai
シュートマンの股関節の滑らかさに着目し、股関節をフューチャーした作品に仕上げました。
素材を見たときの第一印象を発展させることによって、ドゥルルルルと芋づる式にビジュアルのアイデアは溢れ出るものですね。
手の指を背骨に見たてた発想がすごいです。

フクサキ作品
fuku
誕生日を祝うシュートマン。制作が進むにつれてアイデアが増殖し、コラージュを楽しんでる様子が伝わります。まずは楽しむこと。大人になるとこれがなかなか難しいです。

MARU作品
maru
「この顔がどうも苦手で……」と、MARUさんにダメ出しされ、切り刻まれてしまったシュートマンですが、無事にスノボーマンとして生まれ変わりました。よかったよかった。

Nori-Bee作品
nori
BOØWYをイメージしたそうです(あれ、B’sだっけ?)。ロックっぽい感じが出てますね。髪型とか。。皮ジャンとか。。マイクかわいいです(^^)

Sクン作品
sawa
「素材のインパクトに勝てませんでした……」と敗北宣言をしたSクンですが、「勝ち負け」を基準に素材と対峙するSクンに男の気概を感じます。たしかに、A3用紙にずらりと並んだシュートマンには圧倒されてしまいますね。

Mちゃん作品
momo
いかついシュートマンも、足長と水鉄砲のお陰で親しみやすいキャラとなりました。

 

 

創造性を活性化させるためには、様々なアプローチで脳に刺激を与え続けることが効果的だと考えます。
だから、なるべく毎回違うことをやるようにしています。受講生は教室に来るまで何をやるのかわかりません。
教室に来て、お題を聞き、脳味噌をフル回転させ(または無心になり)、約2時間ノンストップで制作します。もちろん休憩してもらっても良いのですが、なんというか、皆「それどころじゃないっ」というくらい集中して描いています。

毎回このブログに載せている作品は、その日に遭遇したテーマを相手に格闘したすえの、いわば痕跡です。
すべて即興、予定調和ナシで制作した結果です。

教室は「体感」する場でありたいと考えています。
家で一人でも出来る作業を教室でやるのは、あまりにも勿体ないので、その場に居合わせないと出来ないことをやっていきたいです。

比類なき個性は、「創作行為は刺激的で楽しいもの」という本質を体感し、素直に楽しんで制作を続けているうちに、フッと現れるものだと思うので、見逃さないようにしたいですね。

 





collage

ABOUTこの記事をかいた人

1965年生まれ。セツ・モードセミナー卒業。1990年より創作活動を開始。 人間の顔をメインモチーフに、様々な表現法を駆使して作品を量産。2003年、バーチャルタレント集団 「キムスネイク」を生み出し、個性的なキャラクターのアニメーションを、テレビ番組やCM、WEB等で発表。 主な仕事:「ベストハウス123」「マツコの知らない世界」「GLAY」「VAMPS」など。 主な受賞:第7回イラストレーション誌「ザ・チョイス」大賞受賞、アヌシー国際アニメーションフェスティバル(2010)など多数。 絵の講師歴25年。 神戸芸術工科大学非常勤講師