もりち「絵が描けない人」〜書く・描く・創る・方法のサイト〜


レギュラークラスのメンバー・もりちさんが5月に立ち上げたサイト「絵が描けない人」をご紹介します。

こんなに素敵な絵が描けているのに自称「絵が描けない人」というのは一体どういうことかと疑問に思うかもしれませんが、もりちさんは本当に「自分は絵が描けない人」と思っているようです。教室での様子を見ているとそれがわかります。

絵が描けないから絵の練習をしているのだし、自分はまだ練習中の身だから作品を発表できるようになるのはずっと先だろうな、などと常人は考えるところですが、もりちさんの視点はちょっと違います。

もりちさんは、もっと大きな、創造的観点から、「絵が描けない自分」という題材をどう料理してやろうかと発想するのです。この旺盛な実験精神、やわらかい遊びごころが彼女の持ち味です。
そして、とにかく続ける、徹底的にやり尽くすという創作姿勢。

昨年の秋から教室に通いはじめて以来、毎日自画像を描き続け、いつも教室に来ると「画材を変えてみたら鼻の穴が大きくなりました」なんて嬉しそうに説明してくれます。

やわらかい発想でコンテンツを創作し、かたい意思でそれを遂行する、この硬軟織り交ざった資質こそがクリエイティブの条件であり支柱なのだと、もりちさんを見ていて思います。

ところで、このサイトのドメイン名(ichinichiichibyo.com/)がまたいいですね。一日一描。
「毎日描き続ける」という意思を感じると同時に、私には「一日一秒」とも感じ取れました。

一日一生(今日一日を一生だと思って過ごす)という言葉がありますが、光陰矢の如し、たった一秒で過ぎてしまう一日に食らいついて足跡を残す。
この楽しく華やかなサイトに内在する迫力は、その一秒に食らいつくもりちさんの強固な意思と姿勢から出ているものではないかと勝手に想像し、感服するのです。

田舎暮らしをしながら毎日ここにあるお題だけをやりながら過ごせたら幸せだろうなあ、などと妄想しつつ、今後も更新を楽しみにしています。






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ABOUTこの記事をかいた人

1965年生まれ。セツ・モードセミナー卒業。1990年より創作活動を開始。 人間の顔をメインモチーフに、様々な表現法を駆使して作品を量産。2003年、バーチャルタレント集団 「キムスネイク」を生み出し、個性的なキャラクターのアニメーションを、テレビ番組やCM、WEB等で発表。 主な仕事:「ベストハウス123」「マツコの知らない世界」「GLAY」「VAMPS」など。 主な受賞:第7回イラストレーション誌「ザ・チョイス」大賞受賞、アヌシー国際アニメーションフェスティバル(2010)など多数。 絵の講師歴25年。 神戸芸術工科大学非常勤講師