発想力UP!発想の転換方法 ゲシュタル心理的顔がいっぱい

3回目のキャラクター講座は、予め用意された変形の枠のなかを顔でびっしり埋めていく、というのをやりました。
ジーッと眺めたり、紙を縦にしたり横にしたり斜めにしたりしているうちにフワッとナニかが浮かびあがるという、ゲシュタルト心理学的なお題です。
枠を設けることにより、「枠の形をどう活かそうか」と右脳がもりもりと働き、いつもの自分では想像もできないようなキャラクターやデフォルメが生まれることを狙っています。

人によって枠の使い方がぜんぜん違っていたり、またはシンクロしている絵があったり。作品完成後に皆でワーキャー言いながら見せあいました。
毎度のことですが、自由な発想というのは「制約」をキッカケに表出するものだなあ、と思いました。

ではご覧ください。同じ箇所を見比べると面白いですよ。

 

元の枠
sozai

フクサキ作品
fuku
たのしげですね!ポジティブ全開で、見ているこちらも元気が出ます。余白に効果線を入れたのもよかったですね。僕がタイトルをつけるとしたら、「MANY FACES」ですね。あ、書いてあった。

MARU作品
maru
この絵は本当はタテ位置で見たほうがよいですね。右側が下になります。そうすると、下方に大きなピエロ風の顔が浮かび上がってきます。講義の冒頭に、参考画像として、有名な少女と老婆の騙し絵を見たのですが、ずっと眺めているうちにフッと見え方が変わる瞬間って、楽しいですね。きっとMARUさんも描いているうちに突然ピエロが現れたんでしょう。サーカスのポスターによさげなので、「マルジョイ大サーカス」というタイトルにしましょう。

Maithing-geel作品
mai
海の生き物シリーズだそうです。最近は、各自テーマを設定して描いているようで、いいですね。自由な発想を引き出すために課題で制約をつくり、そこからさらに自分で縛りをつくることで、アイデアは広がります。コワカワイイ空想の生き物たち。タイトル「シーパラダイス〜うみものがたり」でどうでしょうか。パチンコっぽい?

ゼキコ作品
zeki
ゼキコキャラ炸裂!寂しげで優しい人たち。個人的には右下の老齢にさしかかったボディビルダーが好みです。筋肉の弛みが哀愁を誘うんです。見事な枠処理ですね。タイトルは「哀愁のストライプ」

Nori-Bee作品
nori
「ナニ描いていいかわからないので、自分が知ってるアニメのキャラクターにしたよ」だそうです。さあ、何人知っているかな?隠れミッキーもいますよ。タイトルは「輝け!キッズヒーローたち」にしておきます。

Sクン作品
s
見どころ満載!枠の使い方に工夫があり、それぞれに物語性を感じます。黒部分のまぶし方もウマイ。タイトルは「ストレンジカーニバル」。

Mちゃん作品
m
テキスタイルっぽい髪の毛がカワイイですね。よく見ると、ちいさい女の子やオバケもいたりして、隅々まで気を使っていますね。タイトルは「プリティガールズヘアコレクション」です。ちょと長いか。

 

 

今回のテーマは、やってみると脳がうにょうにょ動く感覚がわかります。右脳を刺激したい人は是非やってみてください。高解像度の枠をこちらに用意したのでお使いください。完成したら見せてくださいね。





ABOUTこの記事をかいた人

1965年生まれ。セツ・モードセミナー卒業。1990年より創作活動を開始。 人間の顔をメインモチーフに、様々な表現法を駆使して作品を量産。2003年、バーチャルタレント集団 「キムスネイク」を生み出し、個性的なキャラクターのアニメーションを、テレビ番組やCM、WEB等で発表。 主な仕事:「ベストハウス123」「マツコの知らない世界」「GLAY」「VAMPS」など。 主な受賞:第7回イラストレーション誌「ザ・チョイス」大賞受賞、アヌシー国際アニメーションフェスティバル(2010)など多数。 絵の講師歴25年。 神戸芸術工科大学非常勤講師