似せて描くお手本通りではない 自分らしい表現を引き出す快画法

デッサンに正解があるとしたら、一般的にはお手本通りに描けたかどうかが焦点となるのだろうけど、快画の場合は違います。

たとえば似顔絵を描くときも、普通なら似ているかどうかが勝負の分かれ目となりますが、快画では、自分らしく描けたかどうかが重要になります。

「自分らしく」とはなにか。それは唯一無二ということです。
その人にしか描けない線やフォルム。

快画法を実践していると、だんだんとその人らしさが浮き彫りになってきます。マリリンモンローを描いても、ジョニーデップを描いても、ジェームスブラウンを描いても、すべて、その人が描いたとわかる特徴があるのです。
マリリンモンローはその人らしさを引き出すためのキッカケにすぎないので、似てなくても全然OKです。

ところが、「似せる必要はありません。自分らしく描いてください」といって描くと、ほぼ確実に自分らしさは出てきません。これが絵のパラドックスです。つまり自分がアタマで考える自分らしさと、実際に表出する自分らしさとのあいだには、乖離があるということになります。

快画法でアタマのなかをカラッポにして「自分」から解放されると、アラ不思議、唯一無二の自分がひょっこり現れてくるのです。

快画塾参加者ご感想

■”考えずに描く”目からウロコが落ちました。私にも絵がかけることを気づかせてもらえました。今、気持ちよいです。魂ふるえた。ありがとうございました。

■いつも楽しく参加させていただいてます。絵を描くのが単純に楽しめなくなっていた頃に木村先生の教室に参加して、何も考えずに描くことができて、うれしかったです。無心で描くことができ、終わるとスッキリした気持ちになります。

■絵に個性があると思っていましたが、それを構成する線に個性があるからなんだと気づきました。
一本一本の線を大切に描くことで、その人にしか描けない絵が出来上がるのだと思います。今まで気にしていませんでしたが、「線がいいですね」と言われると、絵をほめられるより嬉しいんですね。

■何度か参加させていただきましたが、参加するたびに新鮮な気持ちで絵を描いています。どうしても左脳で計算して描いてしまう癖があり、なかなか成長できませんが、今の”絵を描く楽しさ”を忘れずに、これからも描き続けていきたいと思います。

■目からウロコの3時間でした。「絵の世界には正解がない」のお言葉、納得しました。書(というか一般的なお習字)の世界は正解にいかに近づけるか、左脳を使うばかりなんだということも納得できました。これからは右脳の世界を楽しみたいと思います。

■「こう描かなければいけない」「こうあるべきだ」という固定観念が自分の中にたくさんあるということを思い知らされました。それをふみはずすというか、やめてみるのが楽しかったです。また参加してみたいです。

■頭をカラッポにしたらアイデアが入るスペースができる。これは良いですね。カラッポにするために続けてみようと思います。勉強になりました。

■自分に合った方法を見つけられてよかったです!絵がおもしろくなくなったら逆さにしたり紙を見ずに描いたりしてみるのもいいですね!今日は本当にありがとうございました!楽しく描く、をモットーにこれからもたくさん描いていこうと思います!

■いろんな固定概念の壊し方がおもしろかったです。自分にもこんな変化が起きるのがなかなか楽しかったです。

■同じ内容でもその時の自分の状況で得る気づきが全く違うのがいつもおもしろいです。参加者がいつも同じとは限らないので、その時のメンバーで学びとることが違っているんだなと思います。いろいろな方の絵をみれて、木村さんの絵の良い所を伝える伝え方なども、とても勉強になります。

■とても楽しく描けました!!短い時間で人の顔が顔らしく出来たことにびっくりでした。楽しい時間がもてました。ゆっくり、ていねいに、よく見て描く。絵手紙に通じますね!

■今日の快画教室はとても不思議な感覚がたくさんあり、面白かったです。はじめ、こわごわ描いていた線が、ペンですっきり描けているようになったり、逆さに描いた絵をひっくり返す瞬間の意外な感じなど、自分が描いたと思えない、でも描けた感覚が体験できました。帰ってからも、自分を発見するために続けてみたいと思います。

■いつもと変わらず楽しい教室でした。また出れる時に出たいです。何回やっても飽きないやり方なので、新しい発見などもあって、日常で描く時にも活かせるかな、と思いました。

■今日はどうもありがとうございました。絵が上手ではないので不安だらけで来ましたが、色々な発見もあり、楽しい時間を過ごすことができました。

■何十年かぶりに絵を描きました。こうでないといけないという思いが強かったんですね。何をやっても自信がなかったのですが、とても楽しかったです。

■きちんと見て描いているつもりでも、記憶や自分が気になるトコロが強くでてしまうのだと感じました。まんま書くのは難しいです。どの絵も個性があり、楽しく、アートでした。いろいろ描いてみなくては!ありがとうございました。

■楽しかったです。上手く描きたい!!と思いながら1枚目を描き始めましたが、みんなの絵を見ていると、自分も”個性”の出ている絵が描いてみたいな、と感じました、もし次回参加することがあれば、色をつけた絵にもチャレンジしてみたいと思いました。

■今日はありがとうございました。絵も仕事も、まずは固定観念を捨てて取り組んでいくと何かが変わる……一緒だなって思いました。自分も変われると思いました。

■何年、何十年と絵を描いてないという方の作品が、それこそピカソと比べても引けをとらないくらい素敵な出来になっているのを見ておもしろかった。また、こんな表現の仕方があるんだと参考になった。また参加したいです!

■初めて参加しました。上手に描こうとせず見たままを。3時間で少しずつわかったものを、今度は家に帰って実践してみようと思います。





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ABOUTこの記事をかいた人

1965年生まれ。セツ・モードセミナー卒業。1990年より創作活動を開始。 人間の顔をメインモチーフに、様々な表現法を駆使して作品を量産。2003年、バーチャルタレント集団 「キムスネイク」を生み出し、個性的なキャラクターのアニメーションを、テレビ番組やCM、WEB等で発表。 主な仕事:「ベストハウス123」「マツコの知らない世界」「GLAY」「VAMPS」など。 主な受賞:第7回イラストレーション誌「ザ・チョイス」大賞受賞、アヌシー国際アニメーションフェスティバル(2010)など多数。 絵の講師歴25年。 神戸芸術工科大学非常勤講師